クリスマスは特別な日。
どうせなら誰にも邪魔できない熱々の恋人と熱々の夜を過ごしたいのに、
残念ながら約束のその人はまだお仕事中。
まったくどうしてくれよう。
こんな日はショッピングをして映画を観て、そして…。
友達に誘われたクリスマスパーティーももちろん断ってしまったから、
気が付けば
せっかくのイブなのに、部屋にひとりきり。

ちょっと寂しい気持ちになった…
12/24 11:45…あと15分でイブは終わってしまう…。

ピンポーン。
オートロックの呼び出し音。
どうかあの人でありますように…
ドキドキしながら受話器を取ると、息をきらした彼の声。
「ごめん!遅くなった!!」
思わずオートロックを解除して、
部屋を出て、マンションのエントランスへ走って行った。
迎えになんて行かなくてもいいのに…