月の音シリーズ
ら・むうん畑
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タイトル/発行/頁数 内容紹介
月の音(つきのね) 秋の号

平成16年8月14日

84頁
年4回ペースで発行予定の季刊誌。
商業ベース(出版社が出版し一般書店で販売する)ではすでに
発表できなくなった作品を、読者にお届けする目的で作られた。
商業ベースで発表した作品が、お話の全てとは限らない。
語り尽くすまで書き続けたいと思うのは、もの書きの本能のようなもので、
読者の方々から熱いラブコールを頂き続けてきた2作品「緋翔伝」
「ラルフィリア・サーガ」の外伝を、連載形式で発表する1冊である。
「緋翔伝」は、既刊「栗山村探訪記」で予告を出した
「沙羅双樹忌憚」が本稼動。
「ラルフィリア・サーガ」は、結城信輝氏のイラストも麗しい
「魔馨の渓谷」。取材裏話や読者ページも詰め込んだ充実度を
お楽しみ頂きたい。
久々に紡ぎ出される物語に、旧友に再会したかのような嬉しさと
熱さを乗せて、何号までお届けできるか乞うご期待!
月の音(つきのね) 冬の号

平成16年12月29日

84頁
シリーズ2冊目は冬の号。年末にふさわしく、今年行ったイベントを
まとめてご紹介した特集「2004 La・Moonイベントアラカルト」。
法人化する過渡期にあった本年、大小取り混ぜて6回のイベントの
記録である。
もう一つの特集は、これだけキャラクター数が増えてくるとそろそろ欲しい
「UNDER HEAVENS WORLD用語辞典」。どちらの特集も活字
ぎっしりで読み応え十分。
夢来鳥の連載マンガ「沙羅双樹忌憚」。瑞穂たちが取材で訪れた
鬼怒川は、平家落人伝説の地。村の異様な静けさの理由は、里に
かけられた恐ろしい呪詛だった。
有里の連載小説「魔馨の渓谷」は、国王危篤、異例の国民審議で
次期国王を決めることとなったラルフィリアに、空飛ぶ人食い魚が出現。
スリリングな展開の随所に様々なエピソードがちりばめられ、外伝の
面目躍如である。
月の音(つきのね) 春の号

平成17年5月5日

84頁
シリーズ3冊目は春の号。商業誌での連載「円陣とらぶる!」を
完結させたばかりのタイミングで、特集は「まるごと!円陣とらぶる!」
全16話の製作裏話を原作者本人が解説。お話が生まれてくる前の
「お話」は、職人の作業場を見学するような楽しさがある。
「沙羅双樹忌憚」は、里にかけられた呪いを解く力を得ようと、
鬼怒川竜王峡の「虹見の滝」を目指す瑞穂。行く手を遮る豪雨は、
試練か妨害か?雨に打たれる瑞穂に手を貸してやれない夏木の
苛立ちが切ない。
「魔馨の渓谷」王位を争うのは王弟と第4王子。
幾度となく第4王子の暗殺を目論んできた王弟は、玉座を目前にして
素顔をさらけ出した。一方第4王子は、刺客をかわしつつ、人食い魚の
謎を追って極秘ブラックマーケット「楽園」へ潜入する。
月の音(つきのね) 夏の号

平成17年8月12日

76頁
シリーズ4冊目は夏の号。2本の連載が増ページ、読み応え
たっぷり号である。
呪いが解けるかもしれない−800年ぶりに里に射した一筋の光に、
呪者が怒りの牙をむいた。一行は激しい攻撃と妨害をかいくぐり、
地を這うように滝へ向かう。「沙羅双樹忌憚」ずっしり40ページ、
次回最終回。
「魔馨の渓谷」王弟の積年の野望は、玉座を手に入れ国民への
絶対的な支配力を得ること。その道具として作られた「楽園」から、
王室と全国民を蝕む悪意が関を切って流れ出そうとしていた!
ただ一人、国の危機を見抜いた第4王子は、密かにそして確実に
反撃の楔を打ち込んでいく。攻防の様子に、両者両極の王としての
資質が丸見えになっていて、思わず国民審議に参加したくなる。
月の音(つきのね) 秋冬合併号

平成17年12月29日

92頁
シリーズ5冊目は秋冬合併号。期待の新連載とクライマックスが
並んで華々しい。
まずは最終回の「沙羅双樹忌憚」。里にかけられた呪いは、里の
主である平家の姫への呪い。壇ノ浦で夫を亡くした姫に求婚、
拒まれた源氏の男が、彼女が「夫」と思い定めた者にしか解けない
呪いをかけたのである。狂った恋から姫を救い出す力を預かった
瑞穂たちだが…堂々60ページ!
新連載は「D〜胎動の章〜乙女奏でしは朱染めし旋律」。
原作有里、演出夢来鳥、原画が寿限無のキャストで贈る。
「HAUNTEDじゃんくしょん」で散々悪名を馳せた宗教団体
「カノン・ミレニアム」が久しぶりに登場、相変わらずの非道ぶりで
新しい物語の幕が開く。
「魔馨の渓谷」は筆者病気療養のため減ページだが、ちょっと
種明かし&転換部分が描かれているので要チェックである。
月の音(つきのね) vol.6

平成18年5月4日

76頁
6冊目は発刊2回目の春号。
携帯電話無償配信漫画「ケーカイ」始動に伴うプレイベント
「UNDER HEAVENS ミステリーツアー」開催のちょっとだけ
レポートが巻頭カラーで掲載。
連載第2回目の「D〜胎動の章〜乙女奏でしは朱染めし旋律」は、
悲劇のヒロイン・ルビーをディオが救出。父が自分を教団に売ったと
絶望するルビーに、新たな居場所を探すディオだったが…
きな臭い展開に緊迫感が高まる。
「魔馨の渓谷」は、いよいよ「楽園」壊滅に向けての攻防戦が
繰り広げられる。
もはや姿を隠さない第4王子、「楽園」の真の意味、
空飛ぶ人食い魚の謎。カードが開くように伏線が組み合されていく。
お見逃しなく!
わずか4ページだがイロイロな意味で反響大、夢来鳥の漫画
「美と快楽の厨房」も同時収録。
月の音(つきのね) vol.6.5

平成18年8月11日

68頁
ページ減のため7ではなくて6.5号。連載漫画「D」はお休み、
すっかり恒例行事となったKYHのオフ会のレポートを掲載。
去年に引き続き、見ごたえアップのアトラクションを用意、冒頭の
1幕のみ小説形式で収録した。
あまりに鮮やかな転換部分を描く「魔馨の渓谷」。
崩壊目前の「楽園」最深部へ単身乗り込む第4王子、国王危篤は
王弟の呪詛によるものだった。第4王子の作る国を見たい、作る様を
見たいと思うことしきりである。結城信輝氏のサプライズな挿絵も必見。
前号反響しきりだった漫画「美と快楽の厨房」の続編、
またも問題?話題?作、しかも増ページである。
エネア向かうところ敵なし、受難のフェスに励ましを。
月の音(つきのね) vol.7

平成18年12月29日

92頁
8冊目は発刊して3回目の年末号。
ご愛読に感謝を込めての増ページ、写真と活字ずっしりのレポートが
2本立てである。
ご好評頂いた去年のクリスマス・ネットイベント
「クリスマスはシンデレラ?」と本年10月開催の
「第5回練馬アニメフェスティバル」にて上演したステージ
「アニメ紅白歌合戦」。新旧両極のイベントの形の対比が面白い。
連載漫画「D」、ルビーは教団にとって価値ある実験材料の一つと
見なされ、捕獲命令が下る。逃走する2人を追って放たれた
謎の刺客は人間か、それとも?
「魔馨の渓谷」は、ついに「楽園」陥落、怒り狂った王弟直々の
お出ましである。政権争いは往々にして国民無視で行われる
ものなのだが、こうも見事にガチンコ対決されてしまうと、
いっそ爽やかにさえ思えてくる。
話題作か問題作か微妙なラインをさまよっていた漫画
「美と快楽の厨房」、3回目にして問題作に突入の模様。
受難の輪はさらに拡大、そろそろ被害者の会ができても良い。